【初心者向け】トライアスロンにかかる費用っていくら?

初心者向け

「トライアスロンってお金がかかりそう。始めるのにいくらかかるの?」

これからトライアスロンを始めたいと思っているみなさんは、とても気になりますよね。
答としては…、はい、ぶっちゃけまあまあかかります。

トライアスロンは、スイム・バイク・ランと3つの種目があるので、ランニングだけをするよりずっとかかります。

特にバイクはロードバイクを購入する必要がかかるので、がっつりかかります。ランニングの3倍どころではありません。

ただ、モーターバイクと違ってエンジンは乗っていませんし、ライセンスが必要なダイビングやスカイスポーツほどはかかりません。大丈夫です。

それでは、実際、トライアスロンを始めるためにいくら準備すればいいのでしょうか。

トライアスロンのイニシャルコスト(初期費用):244,500円

これは本当に人それぞれで、始めからお金をかけまくって性能の高いバイクやカッコイイウェアを揃えようとすればキリがないのですが、ここではミニマム…最低限の金額の話をしましょう。

私は、トライアスロンを始めた当初、続けられるのか心配だったので、とにかくケチりました。とにかく「安く始めよう」と注力しました。

一方、周りのトライアスリートやロードバイク愛好者に話をきき、ケチッてはいけないところとケチるべきところを注意深く見極めました。

結果、だいたい理想通りになりましたが、「これはもう少しケチっても(あとで用意しても)よかったな」というものもあります。

それらを調整し、結論として、ミニマムにトライアスロンを始める(初めて51.5kmのレースに出る)ための予算は下記です。

合計 25万円前後

内訳は下記の通り。

  • バイク
    • ロードバイク:20万円
    • ヘルメット:5,000円
    • ドリンクボトル:1,000円
    • ドリンクボトルホルダー:3,000円
    • 空気入れ(ロードバイク用):3,000円
  • スイム
    • ウエットスーツ:1万円
    • フィットネス水着:5,000円
    • ゴーグル:2,000円
  • ラン
    • Tシャツ:2,000円
    • ランニングパンツ:2,000円
    • ランニングソックス:500円
    • ランニングシューズ :1万円
    • サンバイザー:1,000円

詳細については、おのおののパートごとに詳しく説明します。

バイク:212,000円

まずは、出費のほとんどを占めるロードバイク。実際は、10万くらいのものから売っています。

でも、たくさんのトライアスリートやロードバイクライダーにききましたが、みんな口を揃えて、「20万円は出すべきだ。それ以下だと後悔して買い換えたくなる。」と答えました。

私は、(ぎりぎりまで迷いましたが、)その教えに従って23万円ほどのバイクを購入しましたが、軽いし漕ぎやすいし、「もっと高いものにすればよかった」または「安いのにすればよかった」という後悔は今のところありません。

海外含め輪行(バラしてケースにいれて持ち運ぶこと)も何度もしましたし、80kmくらい走行したこともありますが、バイクが原因で困ったことはありません。

レースでも特別見劣りするなんてことはありません。

私自身は10万円程度のバイクには乗ったことがないのですが、20万円のものを買ってよかったなあと思っています

お金に余裕があり、また長く続ける自信があるなら、最初から50万、100万円する高級バイクを買うのも手ですが、バイクに慣れるまでは転倒などで破損する可能性もありますし、最初は20万円くらいのバイクではじめるのがいいと思います

慣れてきて、欲が出たら買い換えればいいのです。

その他、ロードバイク用のヘルメット、ドリンクボトル、ドリンクボトルホルダー、ロードバイク用の空気入れも必須です。

インターネットで購入すれば安く抑えられますが、規格が違うと使い物にならないので、よく調べるか、最初はロードバイクに詳しいお店で購入することをおすすめします。

他にも、サングラス、サイクルコンピューター、ビンディングシューズとビンディングペダル、ライト、パンク修理セット、予備のドリンクボトルとボトルホルダー、グローブ、鍵、輪行袋、など、揃えようとすれば揃えられるものはありますが、これらはなくてもわりと大丈夫です。

必要性を感じてからでも遅くありません。

ただし、サイクルコンピューター必須・ドリンクボトル2本必須の大会などもまれにあるので、自分の大会を必ず確認してください

また、自転車保険の加入が義務になっている自治体が多いので、購入したときに自転車保険に加入しましょう

特にロードバイクはママチャリなどに比べてずっとスピードが出ますし、事故を起こすリスクも高いし、怪我をする・させるリスクもかなり高いです。

月に260円から入れますので、(レース以外は絶対に乗らないというのではないのであれば、)ケチらず入ることをお勧めします。

また私は、せっかく購入したバイクが盗まれたらどうしようという不安が強すぎて、鍵を2つ購入した上に、安心料のために1年間盗難保険に入りました。

通常はいらないかと思いますが、心配性の人は考えてみてみるといいと思います。

ロードバイクは売却目的の手慣れた盗難が存在しますので、でかけたときは地球ロック、屋内保管など、十分気をつけて取り扱ってください。

スイム:17,000円

スイムに関しては、大きな出費はウエットスーツです。日本のほとんどのトライアスロンの大会はウエットスーツ着用義務がありますので、買っておきましょう。

だいたい3万円くらいしますが、私はAmazonでめっちゃ安いのを買い、まったく困っていません。ミニマムに始めたい人は、安いものを準備しましょう。

あとは、フィットネス水着とゴーグルがあれば大丈夫です。

のちほども触れますが、トライスーツ(トライウェア)と言って、スイム・バイク・ランの3つの競技に適している、ほぼトライアスロン専用のウェアがありますが、これもなくても大丈夫です。

水着とウエットスーツで泳ぎ、バイクとランはその上にシャツと短パンでいけます。トライスーツも1万円とかしますので、最初はケチっちゃって大丈夫です。

また、スイムキャップは大抵レースで配布されますので、基本は購入は必要ありません。

大会関係者かどうか識別できるよう、同じキャップをかぶります。

ただ、ひょっとしたら配布のないレースもあるかもしれないので、自分で出るレースを確認してください。

ラン:15,500円

ランでは、ご近所を走るようなウェアがあれば、まあまあ大丈夫です。

ただ、結構周りはトライスーツなどカッコイイウェアで走っている人が多いので、土産物屋のシャツにジャージ、コンバースのシューズ、のように、気の抜けすぎた服にはならないように気を付けてください。

スポーツショップに売っているようなシャツ、パンツ、ソックス、サンバイザーを買い、1万円くらいのシューズを購入すれば大丈夫です。

あとは私は、100均で購入したリストバンドを汗拭き用に使用しています。また適宜、髪の毛が長い人は束ねるゴムなども準備してください。

レース出場費用:34,300円+レース会場までの交通費・宿泊費

あとは、レース出場のために

  • エントリー料:3万円
  • レース会場までの交通費・宿泊費:0円~10万…(自分の家からの距離と交通手段による。家から自転車や車ですぐに行ける距離であればほぼ0円)

レース当日には

  • 日焼け止め(アネッサなど) 3,000円
  • 補給食(ゼリー、ようかんなど) 1,000円
  • スポーツドリンク 300円
  • タオル(ふつう~の、銭湯で使うようなものでOK)

などが必要になります。

ほかにも、海のレースではくらげよけクリームを購入する人もいますが、私は今まで一度も使っていません。なくても大変なことにはなりません。

9月、10月など、秋のレースに出る場合は検討されてもいいかもしれません。

【まとめ】最初はミニマムで始めよう

トライアスロンを始めるとき、お店などに行くと、「ビンディングペダルもおすすめです」「高いバイクを買ったほうがいいです」「パンク修理も自分ですべきです」などといろいろすすめられますが、とりあえずこの記事にある装備を揃えれば、51.5kmは完走できます。

ビンディングペダルや高いバイクはリスクもあります。高いお金をつぎ込んで始めて、結局続かない、というのも間抜けです。

また、モノが増えすぎるとレース当日に管理が大変で、忘れ物やなくしものにつながるというデメリットもあります。

まずはミニマムな装備でレースに臨み、ゆっくりめに完走し、少しずつ慣れながら装備を増やし、タイムを狙っていくのをお勧めします。

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